JPGをSVGに変換する前に知っておくこと
圧縮、背景、写真の情報量が仕上がりに影響します。
線の周りのノイズを見分ける
JPEGは容量を抑えるために情報を削減する形式です。暗い線の周囲ににじみが出たり、均一な面に四角い色むらが現れたりします。拡大して、それが絵の一部か圧縮の影響かを確認しましょう。可能なら良い原本へ戻ります。同じ画像をPNGで保存し直しても、失われた情報は増えません。不要な色むらを形として再構成しないよう、変換後も見比べてください。よりきれいな透明の原本が残っていれば、そのPNGをSVGに変換することでJPEGのコピーに加わった圧縮の影響を避けられます。
背景はJPEGの画素の一部
JPEGには透明部分を保存する仕組みがなく、白い背景も画像の一部です。背景を残すか、別の画像編集ツールで事前に準備するか決めましょう。紙に描いた絵を撮影した場合は、余白や紙の影も確認します。主役と背景の色が近い部分や、角に残った影を点検してください。

風景を重なり合う色面にする
この幾何学的な風景は、写真の質感ではなく山の重なりで奥行きを表現しています。稜線と空と大地の境界に注目してください。
写真に必要な簡略化を決める
髪、反射、木の葉、ぼけなど、写真には細かな変化が多く含まれます。すべてをパスにしようとすると、扱いにくい形が増える場合があります。シルエット、記号、図案のどれが目的かを決め、元画像と変換設定を準備しましょう。任意の説明欄には、変換後に確認・編集する目標を記録できます。人物なら特徴的な輪郭、物なら開口部や比率を比較します。写真そのままの質感が不可欠なら、元のラスター画像が用途に適している場合もあります。
実寸で詳細の量を判断
細かく残しすぎると編集が難しくなり、省きすぎると主役が分からなくなります。まず外形と主要な色面を比べ、そのあとで小さな隙間を確認します。拡大表示だけでなく、利用先の大きさと背景でも確認してください。元のJPEGを保管しておけば、後の配色変更や修正でも比較できます。SVGのパスは拡大できますが、どの大きさでも読みやすい構図になるとは限りません。ブランドのロゴをSVGに変換する場合は、文字の形や字間、記号の内側の空白も細かく照合しましょう。
